最近の学習療育では、漢字を使ったゲームに取り組んでいます。
「へん」と「つくり」に分かれたカードを一枚ずつ順番に取っていき、
自分の持ち札の中で2枚を組み合わせ、いくつ漢字が完成するか?という遊びです。
「さんずい」などが出るとチャンスですね。
逆に、マニアックな「へん」や「つくり」ばかりがコレクションされてしまう人も居たりして、
「難しいのばっかり集まってくる!」とそれはそれで盛り上がっていました。
(糸が二つも出たけど、組み合わせるのはなかなか難しい…!)
何周かしたところで
他の人に比べてなかなか漢字が完成しないAくんでしたが、
「あ、まだAんは出来てないんだね」と言われると
「まあ、ヒーローは遅れてやってくるっていうから〜」
と満面の笑みで答えていたのがとても面白く印象に残りました。
そのコメントを聞いて、
「そうか…!じゃあ僕もそのタイプかも」
と言ってやる気になる人も居て、
なんだか良い雰囲気でした。
(実際にその後Aんは1番沢山漢字を完成させて終わったので説得力がありました。
他の子ども達も
「(遅れてやってくるというのは)ほんとだったんだ…」
と密かに驚いていました(笑))
ずっと考えているうちに「この漢字ってこんな形だったっけ?」と分からなくなってくる感覚も面白いですね。
良い意味で、認識が解体されていく感じがします。
共に療育をしていると、ルミナスのみんなが良いところを認め合いながら影響を受け合っている様子が感じられてとても良いなと思います。
漢字の知識にはそれぞればらつきがありますが、
他の人のカードを見て組み合わせられる漢字を思いついた時には教えてあげ、
共に完成を祝福出来るのが良いところだと感じます。
漢字が完成すると、読み方をみんなで確認し合って次に進みます。
そのタイミングまで読み方を口から出さないようにきちんと気をつけていたところも、
皆さんの凄いところだなと感心しながら見ていました。
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